インフラ basic structure of industry 2004 10 6
インターネットをインフラと考えるのは、まだ早いです。
私は、日本でインターネットが開通した頃から、インターネットを使っていますが、
はっきり言って、インターネットは、まだ脆弱です。
どこが脆弱かと言うと、それがテロの対象になる可能性がありますので、
あえて言いませんが、脆弱であることは間違いありません。
なぜ、このようなことを書くかというと、
知人から、インターネットのトラブルが、
日経パソコン第466号に掲載されていると聞いたからです。
その記事とは、勝谷誠彦氏の「電脳血風録」という記事です。
この方は、インターネットがインフラだと思っています。
記事の内容は、以下の通りです。
「インフラ寸断の憂き目に思う」というタイトルで、
ある日、突然、ADSLのインターネットが使えなくなったことを記事にしています。
9月1日の朝、突然、同氏のインターネットが使えなくなってしまった。
パソコンやモデム、LANケーブルまで点検しても、どうしても、つながらない。
これは、モデムが故障したと、あきらめていたら、
9月2日に、突然、インターネットにつながるようになった。
不思議に思って、同氏が、フレッツの相談窓口に問い合わせたら、
「9月2日0:00から5:00までの時間帯において、
ADSL収容ビル装置のメンテナンス工事を行っていた関係で、
インターネットを利用できない状態となっていました。」との返事があった。
「工事については、ホームページで告知してありますから見てください。」と言われたそうです。
そして、この工事が終わっても、モデムを再起動しないと、つながらないらしいのです。
この問題は、同氏がインターネットをインフラだと考えているから、
怒っているのでしょうが、はっきり言って、インターネットはインフラではありません。
インターネットは、まだ脆弱です。
インターネットは、人間の成長レベルで言えば、高校生レベルでしょう。
ですから、まだ、いろいろな問題や失敗が発生するのは、当然です。
高校生に仕事を頼んだら、どうなるか、わかるでしょう。
記事は、日経パソコン9月27日号の234ページにあります。
同氏は、インターネットが不通の間、エアエッジを使って、仕事をしたそうです。
これは、危機管理能力があると思います。
エアエッジは、「いつでも、どこでもインターネット」というもので、
確か、PHSの技術を応用したものです。
ですから、PHSが使える地域では、いつでも、どこでもインターネットができます。
そういうわけで、エアエッジは、いつも使っているインターネットの補完機能となります。
このように、ADSLは、
フレッツに限らず、どこのプロバイダーでも
こうしたトラブルがあると思いますので、
仕事に使うのは、よくないと思います。
業務用に使うならば、光ファイバーにすべきです。
もちろん、趣味で使うならば、
ADSLは、安くて快適なインターネットです。